
など、共働きの夫婦で夫が家事をしてくれないことにイライラしている女性は、たくさんいます。
仕事も家事も、夫婦で一緒に頑張れたら、それが一番の理想ですよね。
この記事では
- 共働きなのに夫が家事をしない理由は?
- 家事をしない夫に協力してもらうコツ
- 夫でも出来そうな簡単な家事
- 家事をしない夫にイライラしてしまったときの対処法
- 家事の量を減らしてくれるサービス
など、家事をしない夫を家事をする夫に変える方法を考えていきます。
目次
共働きなのに夫はなぜ家事をしないのか

共働きの夫婦で、同じように仕事をしているのに、家事をしてくれない夫。
妻にばかり任せきりにするのは、どうしてなのでしょうか。
その理由をいくつか考えてみたのであげていきます。
疲れているから
シンプルに、疲れているから家事をしないという理由です。
男性でも女性でも、職種に関わらず仕事をするって疲れますよね。
朝が早い、夜遅くまで仕事をしている、できれば寝たい、横になって休みたいと思うのは当たり前です。
仕事が体を使う重労働だったり、責任が重い役職についていたりすると、肉体的にも精神的にも疲れ切ってしまいますよね。
こういう夫の場合、もし夫が一人暮らしで家事を自分一人でしなければいけない状況であっても、家事をしないのかもしれません。
家事は女の仕事だと思っている
「女は家にいて家庭を守るものだ」という古い考えを持っている人もまだたくさんいます。
特に、昔はそういった家庭が当たり前の時代でした。
そんな時代に生まれ、専業主婦で家事が完璧なお母さんと、家事を全くしないお父さんがいる家庭で育った夫。
たとえ自分の家庭が共働きでも、家事を女性の仕事だと思っているんですね。
家事ができない
何をどうやってしたらいいか分からない。スキルがないから家事をしないという理由です。
「どうせできないから」と諦めている男性もいます。
今の50代の方が学生だった頃は、家庭科の授業は女子だけという学校も少なくありませんでした。
家事をやりたい気持ちがあっても、やり方がわからないんですね。
気にならない
人によるとは思いますが、女性ほど家事ができていないことが気にならない男性も多いです。
例えば
- 家が掃除できていない、片付いていない
- 下着や服が洗濯できていない
- 食事が手作りでない
などが、気にならないという方です。
妻は「しなければならない」と思っていることでも、夫はする必要を感じていないのです。
やっても感謝されない、文句を言われる
家事をやってみたけど、妻からダメ出しをされて、
と、夫がやる気をなくしてしまうこともあります。
誰だって、ダメ出しされたり、怒られたりするのは、いい気がしませんよね。
家事をしない夫に協力してもらうコツ

お互いが気持ちよく、楽に暮らせるために、家事は協力してやるべきです。
共働きならなおさらです。
夫に家事をしてもらうためには、どうしたらいいのでしょうか。
なるべくケンカにならないようにするには、どうしたらいいのでしょうか。
家事をしない夫に協力してもらうためのコツを紹介します。
してほしいことを具体的に伝える
女性の中には、「いちいち言わなくても気づいてほしい」と思っている方も多いはずです。
でも、口に出して言わなければ分かりません。
まずは、してほしいことを伝えてみてください。
その時、なるべく具体的に分かりやすく伝えてください。
例えば、ゴミ出しの場合「ゴミ出しをしてほしい」だけではなくて
- 明日がゴミの収集日だから、今日のうちに家のゴミをまとめてくれる?
- 自治体の指定のゴミ袋を使ってね
- 家の中のゴミ箱からゴミを集めたら、分別もチェックして
- 次のゴミが捨てられるように、ゴミ箱に新しいビニール袋をかけてね
など、具体的に伝えます。
こうすることで、夫も家事の内容を理解することができるし、後で「〜してくれてない」「〜してって言ったのに」というケンカを防ぐことができます。
得意なことを聞いてみる
夫が手伝いやすいようにするというのも大切なポイントです。
一方的に頼むのではなく、夫がしたいことやできそうなことは何か、聞いてみてください。
例えば、「〜してよ」ではなく、「〇〇か▲▲かどちらかお願いできない?」「私〇〇をするから、▲▲をお願いできる?それとも逆がいい?」などです。
夫にも得意なもの不得意なものは必ずあるので得意なことからやってもらう工夫をしましょう。
まず感謝 そして褒める言葉
家事をしてくれたら、とりあえず「ありがとう」と伝えます。
そして、一言褒める言葉をプラスしましょう。
「〜してくれてとても助かった」
「丁寧にしてくれてびっくりした」
「すごい!こんなにきれいになってる!」
「私は時間がかかるけどさすがだね!早い!」
「すみずみまでピカピカ!細かいところまで気がついてすごい!」
これだけで、かなり違います。
誰だって、感謝されたり褒められたりしたら嬉しいものです。
あまり乗り気ではなかったり、次は断ろうと思っている夫でも、悪い気はしないはずです。
完璧を求めない
夫に頼んだ家事に、クオリティを求めません。
妻がした方がきれいにできる、早くできると、思ってしまいますよね。
でも、同じようにできると期待しないことです。
そこで、家事を頼む時に、何を頼むかも大切になってきます。
これなら任せられるかな、これなら夫でもできるかなという難易度の低いものを選んで、任せてください。
例えば、いきなり夕食作りを頼んでも、普段料理をしない男性なら困るはずです。
まずは、お風呂掃除、ゴミ捨てなど、簡単な仕事からお願いしてみてください。
簡単な家事を終えて、「俺でもできる!」と夫に感じてもらうと、自信がついて次にもつながります。
家事分担表を作る
家事を細かく書き出し、それぞれの分担を決める家事分担表を作るのもいいアイデアです。
夫が家事を手伝ってくれない場合、役割分担のためというより夫に家事の全体量をわかってもらうためです。
家事の中には、夫が知らないことや気づいていないこともあります。
「家事ってこんなにあったんだ!大変だったんだな」と分かってもらえるように、なるべく細かく書き出してみてください。
例えば、ゴミ捨てなら
- 収集日の確認
- 自治体指定のゴミ袋の用意
- 家のゴミ箱からゴミを集める
- ゴミ箱にビニール袋をつける
- ゴミを分別する
- 自治体指定のゴミ袋に入れて縛る
という感じです。
書き出すのが面倒だなと感じる方は、家事分担や共有のためのアプリもありますよ。
- Yieto(イエト)
- 魔法の家事ノート
- 家事の名は
- ゴミの日アラーム など
夫婦の両方がスマホなどにダウンロードして使います。
忙しい共働き夫婦にはオススメです。
これなら夫でも出来そう!簡単な家事

家事をしない夫には、まず簡単な家事から頼んでみるのがオススメです。
簡単な家事を終えて、「俺でもできる!」と夫に感じてもらうと、自信がついて次にもつながります。
ゴミ出し
夫が出勤する時についでに出してもらいましょう。
夫の負担が少なくて済む家事です。
自治体によってゴミ出しの曜日が決まっているので、習慣づけもしやすいです。
お風呂洗い
夫も覚えやすく、時間もかからないので、ぜひやってもらいましょう。
自分が使った食器を下げる
食事が終わった後、食器を台所のシンクまで持って行ってもらいます。
慣れてきたら、シンクまで食器を運んだ後で、水につけてもらったり、そのまま洗ってもらったり、レベルアップをしていきましょう。
一緒に食器を洗ったり、台所を片付けたりすると、夫婦のコミュニケーションにもなります。
食事の準備には、ちょっとした作業が多いものです。
簡単なものをピックアップしてやってもらってください。
簡単なものなので詳しい説明もいらないし、失敗することもありません。
さらに、簡単な作業を何個かやってもらうと、妻も助かるし、夫の満足度も上がります。
ペットの散歩
犬などのペットを飼っているご家庭では、散歩をお願いするのもいいですね。
ペットは当然家族の一員なのですが、散歩は、どうしても負担に感じてしまいます。
夫がやってくれると助かります。
散歩だけでなく、エサの用意やゲージの掃除なども頼んでみましょう。
買い物
買って来て欲しい物を、メモなどに箇条書きにして、渡します。
携帯でリストを送ってもいいですね。
家の中ですることではないので、妻の目から見て、できていないところが目についてイライラするということがありません。
買い物って意外と労力を使うので、助かりますよね。
家事しない夫にイライラしてしまったときは?

と、家事をしない夫にイライラしている女性はたくさんいます。
家事って、毎日のことなのでちょっとしたことでもイライラがどんどんつもっていきますよね。
そんな時のイライラ解消法を挙げてみました。
気分転換する
どんなに仲が良い相手でも、ずっと一緒にいるのはストレスですよね。
まして、夫が家事をしてくれなくてイライラしているなら、少し距離を置いて、気分転換が必要です。
- ベランダに出て、外の空気を吸う
- ウォーキングに行く
- 買い物に行く
- ペットの散歩に行く
など、1人の時間が作れる簡単な気分転換をしていきましょう。
趣味があるなら、その趣味の時間も大切にしてください。
家事をしない時間を作る
家事をしない時間を意識して作りましょう。
- 平日の22時から23時は家事をせずに、自分の好きなことをする
- 日曜日の午前中は家事をせずに、休む
- 今から1時間は家事をしない
という感じで、自分で時間を区切ります。
体も心もゆったりリフレッシュできます。
また、その時間までに家事を終わらせようという時間の目標ができることで、生活にメリハリができます。
手抜きをする
たまには、家事も手抜きしましょう。
頑張りすぎる必要はありません。完璧でなくてもいいんです。
食事であれば、外食をしたり、宅配やお惣菜などを使うのもいいですね。
掃除や洗濯も、しない日があってもいいですよ。
家事しない夫が改善しないのなら家事の量を減らす

家事をしないことが習慣になっている夫。
なかなか変わってくれないことも多いです。
何らかの働きかけを起こしても、夫の態度が変わらず、家事をしてくれないのであれば、家事の量を減らすことで、妻の負担を減らすことを考えていきましょう。
そこでおすすめなのが、時短アイテムです。
それぞれのライフスタイルに合うものを取り入れてみてはどうでしょうか。
時短家電
時短家電のいいところは、家事をほったらかしにできるところです。
家電を設定をした後、ほったらかしにしておいても、時間が経つと家事を完了してくれています。
中には、AI機能を搭載した時短家電もあります。
まわりの状況に合わせて、より丁寧に仕上げてくれます。
スマホからの操作に対応したモデルもあります。
外出先からも操作ができて、共働き夫婦にはとても便利ですね。
- ロボット掃除機、コードレス掃除機、ハンディクリーナー
- 電気調理鍋、電気圧力鍋、スチームオーブンレンジ、ブレンダー、フードプロセッサー、ポット、電気ケトル
- 食器洗い乾燥機
- 洗濯乾燥機
- 衣類スチーマー
などの時短家電があります。
通販サイト
意外と労力のかかる買い物。時間もかかるし、混んでいるとレジに並ぶのも大変です。
買ったものは重いので、運ぶのも一苦労です。
そんな買い物を通販サイトで済ませて、家事を楽にしましょう。
自分の時間がある時に、通販サイトを見ながらゆっくりと選ぶことができるし、重いものを持つ必要もありません。
通販サイトの中には、スーパーよりもお得に買えたり、ポイントがついたりすることもあります。
家事代行サービス
家事代行サービスは、家庭内の様々なタスクを代行してくれるサービスです。
掃除、料理、洗濯、ゴミ捨てなどをしてもらうことができます。
連絡をして日時を指定すると、家事代行スタッフがやってきて、作業をしてくれます。
必要な時だけ連絡をして来てもらったり、週に1度、2週間に1度など定期的に来てもらうこともできます。
家事の内容や頻度は、こちらの希望でお願いすることができるので、忙しい方にはいいですね。
共働きなのに家事をしない夫を家事する夫へ変えるためのコツまとめ。
共働きなのに、家事をしてくれない夫について、考えてみました。
その理由には、疲れや考え方、スキルの問題、コミュニケーションの問題など、いろんなものがあります。
パートナーを一方的に責めるのは、逆効果です。
気持ちに寄り添いながら、しっかりコミュニケーションを取ることが何より大切です。
家事をお願いする時には、簡単な家事から頼んでみましょう。
もしイライラしてしまった時は、気分転換したり、家事をしない時間を作ったり、時には手抜きもしていきましょう。
時短家電を使ったり、通販を利用したり、家事代行サービスにお願いしたりして、家事自体の量を減らすことも考えてみてください。
家事は、生活するために必要なものです。
毎日のことなので、気持ちよく夫婦で協力できるといいですね。